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鍵つきトイレットペーパーホルダー/菜の花工房





知的障害者施設4万ページの支援日誌

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トイレットペーパーホルダー・ミニショップ
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HP「知的障害者施設4万ページの支援日誌」から
鍵つきトイレットペーパーホルダーに関する
面白い話を3つご紹介します




「おねがい、ボクをみて!」 発売中!



東京図書出版会 おねがい、ボクをみて!★あのホームページ「4万ページの支援日誌」が、ついに本になりました。ホームページの掲載文に大幅加筆して全75話、読み応えたっぷりです!

●知的障害の子どもたちを正しく知ってほしい!
●知的障害者施設の職員の頑張りを知ってほしい!
●そして、知的障害者施設を応援してほしい!

お父さん、お母さん、学生さん、そして施設の職員さん!知的障害の子どもたちに関わる、すべての人たちに伝えたい。是非、お読みください!

当書のお求めは、お近くの書店、または「東京図書出版会」および
ブックサイト「セブンアンドワイ」等からご注文ください。


発行 東京図書出版会 定価【1300円】
ISBN978−4−86223−274−8
C0036






トイレットペーパーを詰める子 

いけね、またやっちゃった!知的障害者施設には縦に長い特殊な洋式便器があります。体の不自由な人でも座りやすいとか、利用者が座ったままでも介助する人がお尻を拭いてあげやすいとか言われています。古い病院などでも見かけますが、最近は減っています。もうメーカーも作っていないらしく、割れたりして壊れると今風の便器に交換です。

その便器にトイレットペーパーを
詰める子どもがいます。拭きすぎて多量のトイレットペーパーを使用して詰まっただけなら、例の詰まりとり用のポンプでスッポンスッポンとやればなんとか開通します。しかし、トイレットペーパーホルダーからトイレットペーパーを丸ごと外して便器に突っ込む子がいるのです。

ご存知のようにトイレットペーパーはカラカラと巻き取って捨てると、水に良く溶けて流れてくれますね。しかし、丸ごと水に浸けると
紙が溶け合ってくっついてしまい、まるで紙粘土のようになってしまうんです。

まだ新品の大きなトイレットペーパーだったら、便器の溜まり水にプカリと浮いていて助かるのですが、ある程度使ってあるトイレットペーパーだと細くなっていて流れてしまいます。それが便器下のUの字の所に引っかかってパイプを詰まらせてしまうわけです。

子どもたちが直ぐに知らせてくれれば使えないように封鎖できるのですが、そうとは知らずに次の子が使用すると水と便尿がトイレ一杯に溢れてしまうことになります。ここでまた、A職員の悲鳴が聞こえてくるわけです。「きゃー、また詰まってる!いったい誰がしたの!」と。

さあ、皆さんはどう考えますか?子どもは、
なぜトイレットペーパーを丸ごと便器につめてしまうのでしょうか?諸説あると思いますが、一つには「お尻を拭いたトイレットペーパーは便器に捨てる」と教わったことが、いつのまにか「トイレットペーパーは便器に捨てる」になったのではないかと言う説です。「お尻を拭いた」の部分がいつのまにか頭から消えてしまうんです。

知的障害や自閉症を持った子どもさんは
二語文が苦手と言われます。だから話し言葉も「昨日、カラオケへ行って歌ったよ」というのが「昨日」「カラオケ」「歌った」と一言一言話す子が多いようです。

また、一度に二つ以上のことをするのが苦手とも言われています。「食堂へ行って、窓を開けて、テーブルを拭いて」とお願いすると、窓を開けただけで帰って来てしまうことがあります。

それと同じで「お尻を拭いたトイレットペーパーは便器に捨てる」が「トイレットペーパーは便器に捨てる」ものとなったのではないかと言うことです。だとしたら、最後まで正しく教えなかった
職員が悪いということになりますよね。それが理解できないA職員は「どうしてイタズラばかりするの!」と子どもを叱りつけてしまうのです。

トイレットペーパーをカラカラと引き出す量にも問題があります。次の第3話で紹介するように知的障害の子どもたちは加減が苦手です。だからカラカラカラカラカラカラカラとたくさん引き出すことがあります。

最近では某メーカーが決まった量だけしか出てこないトイレットペーパーホルダーを販売しています。筆者もトイレットペーパーホルダーからトイレットペーパーを丸ごと外せない
鍵つきトイレットペーパーホルダーを作っています。当サイトの姉妹ページ「菜の花工房」で詳しく紹介しています。また、トイレットペーパーホルダーについては「トイレットペーパーホルダー今昔物語」「トイレットペーパーホルダー・ミニショップ」を、ぜひ一度のぞいてみてください。

さてさて、詰まったトイレはどうするのでしょう。プロの業者にお願いして直してもらいますが、修理代が高くて別の悲鳴が聞こえそうです。(笑)



喉元過ぎると忘れる職員

ねえねえ、ペーパーが無いよ私が勤務していた施設では利用者25人で一つのユニットを作り、5〜8人の職員が365日お世話をしています。一つのユニットが一つの建物を形成していて、それが12個ある大きな施設です。

一つずつの建物には浴室以外のすべての機能が備わっていて、それだけで生活できるものになっています。ですから、多動な子どもがいるユニットでは、外に飛び出していかないように入り口が施錠されていることが多いようです。

冬になるとインフルエンザやノロウィルスが流行します。入り口が施錠されて閉塞されたユニットでは、1人でも病人が出るとあっという間に蔓延してしまいます。

そのため、普段から子供たちの手洗いやうがい、ユニット内の消毒には最大の注意を払うわけです。特に冬場が近づくと、どこのユニットでも消毒に励みます。塩素系の消毒液を薄めて散布したり清拭します。

それでも病人は出てしまうのですから、ウィルスとは怖いものです。発熱、嘔吐、下痢、脱水、検温、診察、服薬、その他、職員は対応にてんてこ舞いになります。普段、消毒を怠っていたユニットは大慌てで消毒しますが、後の祭りですね。

インフルエンザもノロウィルスも、だいたい1〜2週間で終息します。すると、それまで必死にやっていた消毒がおろそかになっていくのです。疲れたためもあるでしょうが、これは問題です。

消毒は本来、防衛対策です。病人が出ないように消毒するわけですから、皆が元気な時から実施しなければ意味ないわけです。なのに流行が終息したからと消毒を止めてしまったら、再び罹患する恐れが出てきます。それでも「もう消毒しなくても大丈夫よ」とA職員に言われると、みんな納得してしまうのです。案の定、再び病人が出現しました。

ここで話は変わります。第1集の第2話で紹介したように、トイレットペーパーを丸ごと便器に詰める子どもがいます。これは困るということで必死に対策を練ります。その結果、トイレットペーパーホルダーに鍵をつけることにしました。これでトイレットペーパーが丸ごと外せなくなりました。この鍵つきトイレットペーパーホルダーは、当サイトの姉妹ページ
「菜の花工房」「トイレットペーパーホルダー今昔物語」で詳しく紹介していますから、ぜひ一度のぞいてみてください。

このトイレットペーパーホルダーですが、トイレットペーパーを使い切ったら職員が随時補填する約束だったのに、いつまでたっても補填されなくなりました。その結果、トイレットペーパーを便器に詰めることはなくなりましたが、子供たちはお尻を拭かずに出てしまうことになります。

当然、下着には便がついています。あちらこちらで便臭がします。それに気づいたA職員の声が響き渡ります。「だ〜れ、うんこつけてるのは?」と。次々と子どもたちの下着を調べては叱りつけています。叱られた子どもは半泣きです。

お尻を拭きたくても、トイレットペーパーホルダーにトイレットペーパーがないのですから、仕方ありませんよね。

さあ、皆さんはどう思いますか?いずれも、困った時には大騒ぎするのに、解決すると対応を怠ってしまう悪い例です。このようなことはたくさんあります。後になってから「だから言ったじゃないか」と責められても仕方がありません。何でも対策が後手後手になってしまうどこかの行政と同じですね。

私達は常に先を読み、そこに予想されるリスクを回避するための手立てを実施していくことが大切です。障害者施設にもリスクマネジメントは必要なのです。慌てて危機管理のマニュアルを作りますが、普段は読まずにホコリを被っていることが多いですね。

このマニュアル本、A職員なんかは「どこに片付けたかも忘れたわ」とうそぶいています。この人のリスクマネジメントは、いったい誰がするのでしょう?やっぱり私かな。嫌だなぁ。(笑)



制限 代償行動の保障 

試作の繰り返し子どもが便器にトイレットペーパーを丸ごと詰めてしまう話を覚えていますか?自閉症の子どもたち特有のこだわりによる特異な行動と言われています。しかし、認知症の高齢者にも同じことをする方がたくさんいらっしゃいます。

そこで、トイレットペーパーを丸ごと外せない
鍵つきトイレットペーパーホルダーを考案しました。これは好評で、@トイレットペーパーを丸ごと持ち去られなくなった、Aパイプが詰まりにくくなった、Bトイレットペーパーの使用量が減った、Cなによりもトイレットペーパーホルダーにトイレットペーパーがあることで、ご家族からの批判がなくなった、等のご意見をいただきました。

しかし一方で「鍵つきトイレットペーパーホルダーは利用者の自由な行動を制限するものだ」と言うご批判もいただきました。「身体拘束をするのと同じ発想だ!」と激しく言われたこともあります。なるほど、そうかもしれません。

しかし、私の狙いは断じて「行動制限でも身体拘束」でもありません。むしろ
「こだわりを保障」しようとしたのです。「こだわりを違うことに仕向ける」と言う話もしましたね。小さなゴミが気になって仕方のない子どもに、縫製の検品係りを頼んだら喜ばれたと言う話です。そう、このことなのです。

鍵つきトイレットペーパーホルダーをいくつかの施設でモニターしてもらいました。代金は要らないから、実際に使ってみて良い点悪い点を正直に教えて欲しいと頼んだのです。すると先ほどのような、いくつかのことがわかったのですが、面白い事例がありました。

トイレットペーパーを見ると眼の色が変わって、それを奪い取ろうとする子どもがいました。そして便器に詰めたり、窓の外に放り投げたりしてしまいます。そこで、鍵つきトイレットペーパーホルダーを設置しました。すると案の定、しばらくはトイレットペーパーホルダーからトイレットペーパーを外そうと懸命だったそうです。叩こうが引っ張ろうが、鍵つきトイレットペーパーホルダーは
びくともしません。

何日かして、鍵つきトイレットペーパーホルダーにトイレットペーパーがありませんでした。すると、この子どもが職員の手を引っ張って連れていくのです。トイレットペーパーホルダーにトイレットペーパーがないから入れてくれと身振り手振りで知らせたそうです。

そこで職員がトイレットペーパーを装填すると、納得したかのように
良い笑顔になったそうです。そして、それ以来トイレットペーパーホルダーにトイレットペーパーがなくなるたびに知らせに来るようになったとのことで、職員は「おかげで助かります」と苦笑いしていました。

あれほどトイレットペーパーを詰めたり投げ捨てることにこだわっていた子どもが、今度はトイレットペーパーホルダーにトイレットペーパーがないことに
こだわりを変化させたのです。
鍵つきトイレットペーパーホルダー
私が主張する「こだわりを保障」することとは、それまでのこだわり行動を別のこだわり行動に代償させて保障するということです。決して止めさせたり阻害するものではありません。ちがうこだわりに上手に仕向けることで、それまで
疎まれていた行動が誰にも好まれる行動になるように誘導するわけです。

この事例では、トイレットペーパーに対するこだわりを1回変えることに成功しました。これからは、もう一度何かに変えることで、こだわりの対象をトイレットペーパーから離すと良いと思います。それが何なのかは、実は私にはわかりません。そこが難しいところです。

と、ここまで皆と話していたら、A職員が突然「なんで、そんな面倒臭いこと、しなくちゃいけないのぉ!」と叫び始めました。この人の行動はぜひとも制限したいものです。(怒)







 






困った時のヒント集紙の番人製作秘話


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 Mail : fukui@nanohana-koubou.jp 




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